≫ Qセクシュアル・ハラスメントとは、どういうことをさすのでしょうか?

A相手の意に反する性的な言動により、その言動に対する対応によって、仕事をする上で
 不利益を与えたり職場環境を
悪化させることをいいますが、男女雇用機会均等法の指針
 (平成10年労働省告示第20号)では、
 

 「職場において行われる性的な言動に対する女性労働者の対応により、
 当該女性労働者がその労働条件につき
不利益を受けること(対価型)または当該性的な言動により、
 女性労働者の就業環境が害されること(環境型)」と定義しています。 
  
 簡単に言ってしまえば、相手が望まない不快になるような性にかかわる話や行動です。
 この範囲は広く、強姦等刑法に抵触するものから、事務所の机の上にヌードのカレンダーを
 置いて置く等いろいろな事柄が含まれます。
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≫ Qセクシュアル・ハラスメントの定義にある「職場」とは、現在就業している場所のことですか?

A「職場」とは、仕事を行う場所をいいます。事業所内に限らず、出張先や取引先、
  バスガイドなどの仕事場となる車中、
営業などで移動途中の車内、顧客宅も含みます。 

 また、仕事の延長として時間外の宴会や商談のために会食を行う場所なども「職場」となります。 
  「職場」については、「労働者が仕事を行うために居ることを必要とする場所」=「事業主(上司)が
 職務命令を
発し得る場所」と考えると分かりやすいでしょう。
 
  通常業務を行っている事務所、店舗、工場、倉庫等をはじめ、取引先の事務所、打合せや接待に
  使用する飲食店、
商談で訪問する顧客の自宅等、労働者が業務を行うすべての場所が職場となります。 

   このほか、出張や研修時の宿泊施設、移動のための交通機関等も職場に含まれます。
  また、酒席等であっても、職場単位等で行われる歓送迎会など、半強制的な参加の下で行われる
  場合は、
仕事の延長という性格が強いので、職場と考えて事業主として必要な配慮を行うことが
  必要です。

  均等法及び指針に示された「職場」は、あくまでも事業主がセクハラ防止のための措置を義務付けられた
  範囲であり、
これ以外の場所で行われる上司から部下への性的言動が無条件に許されるわけではないの
  で お間違いなく。
 

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≫ Q「性的な言動」とは、どういうことをいうのでしょうか?

A性的な内容の発言や行動を示します。例えば、性的な冗談やからかい、執拗なデートや食事への誘い、
  性的な噂を流す、女性社員をおばさん、女の子と呼ぶ、容姿や肉体についてあれこれいう、
  女性の下着の色を聞くなどの性的な発言や、肩や胸、腰など身体を触る、
  性的な関係を強要するなどの行いをいいます。

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≫ Q「性的な言動」のすべてが、セクハラになるの?
A職場のセクハラについては、性的な言動を原因として、労働者が不利益な扱いを受ける、
 又は労働者の就業環境が害されるという結果が伴うことが要件となります。

 指針では、性的な言動に対する拒絶等を理由に労働者が労働条件につき不利益な扱いを受ける
 場合を
【対価型セクシュアルハラスメント】、性的な言動により労働者の就業環境が害される場合を
 【環境型セクシュアルハラスメント】と定義し、その典型例を示しています。
          
      「指針」より
           
      【対価型セクシュアルハラスメント】
      職場において行われる労働者の意に反する性的な言動に対する労働者の対応(拒否・抗議等)
      により、
当該労働者が解雇、降格、減給等の不利益を受けること。
           
      〔典型例〕
      1 事務所内において事業主が労働者に対して性的な関係を要求したが、拒否された ため、
         当該労働者を解雇すること。
      2 出張中の車中において上司が労働者の腰、胸等に触ったが、抵抗されたため、
          当該労働者について不利益な配置転換をすること。
      3 営業所内において事業主が日頃から労働者に係る性的な事柄について公然と発言していたが、
          抗議されたため、当該労働者を降格すること。
           
      【環境型セクシュアルハラスメント】
      職場において行われる労働者の意に反する性的な言動により、労働者の就業環境が不快なものと
      なったため、
能力の発揮に重大な悪影響が生じる等当該労働者が就業する上で看過できない程度の
      支障が生じること。
           
      〔典型例〕
      1 事務所内において上司が労働者の腰、胸等に度々触ったため、
          当該労働者が苦痛に感じてその就業意欲が低下していること。
      2 同僚が取引先において労働者に係る性的な内容の情報を意図的かつ継続的に流布したため、
          当該労働者が苦痛に感じて
仕事が手につかないこと。
      3 労働者が抗議をしているにもかかわらず、事務所内にヌードポスターを掲示しているため、
          当該労働者が苦痛に感じて業務に専念できないこと。            
            
      セクハラの状況は多様であるため、判断に当たり個別の状況を斟酌する必要があります。
   また、「労働者の意に反する性的な言動」及び「就業環境を害される」の判断に当たっては、
   労働者の主観を重視しつつも、事業主の防止のための措置義務の対象となることを考えると
      一定の客観性が必要です。
  
      被害を受けたのが女性労働者である場合には「平均的な女性労働者の感じ方」、
      男性労働者である場合には
「平均的な男性労働者の感じ方」を基準とすることが適当でしょう。
           
      ただ、性に対する考え方・感じ方には各労働者により個人差があるため、
     例示よりも軽易な内容であっても、
人によって著しく不快と感じる場合もあり得ると考えられます。

     労働者から不快であるとの訴えがある場合には、その言動の内容が軽易と考えられる場合にも、
     対策を講じることが必要です。
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≫ Q不快に思えば、どんなことでもセクシュアル・ハラスメントになるのでしょうか?

 A相手の望まない性的な言動を不快に感じればセクシュアル・ハラスメントになります。

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