≫ 「微差が大差だよ。」
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今日来たお客様の話です。


「ちょっとした違いが大きな違いになる。」


このお客様は、ある経営者の会で、

講師になった方の話を聞かせてくれました。


その講師は旅館の経営者です。


その旅館には小さい冷暖房機が、こまめに取り付けられているそうです。


例えば、宴会場の場合、その広さに合わせた冷暖房機が1基つくことが多いそうです。


それは、小さい物を複数付けるより、コストが安いし、

部屋もきれいに見えるからだそうです。


しかし、この経営者は、最近、宴会場をフルに使うことは、少なくなった。


そこで、あえて、人数に併せて部屋を仕切り、

冷暖房機を、小型の物を複数付けて部屋の大きさに合わせて、

使い分けることにしました。


この経営者は、この旅館の婿養子で旅館に来る前は、

電気製品の製造関係にたずさわっていたことがあり、

実験データでこのことを知っていた。


だから小型に切り替えた場合初期投資は高くついても、

ランニングコストは、安くなるから、

すぐにペイできると考えたそうです。


そのために、従業員には、宴会場の間仕切りと、

スイッチのオン・オフを徹底したそうです。


そしたらなんと、1年で電気代が3分の1になった。


宴会場1つ1つの電気料は、わずかな違いかもしれません。


しかし、旅館全体の宴会場は、

10箇所あり、

それを大きくしたり、

小さくしたり、

こまめに切り替えることにより、

1年間積もり積もって、大きな違いになった。


最初この工事を聞いた隣の経営者は、

「このご時世に無駄な工事に金を使うもんだ。」

と言っていたそうです。


しかし、その結果5年後、


一方は黒字経営となり、


一方は赤字が膨らんだそうです。


どちらかお解りですね。


もちろん、冷暖房機だけで、黒字になったわけじゃないですよ。

このような考えの人は、ほかにも工夫をするものです。


私のところに来たお客様も、


この小さいことの積み重ねを大事にする方です。


だから、今年も黒字経営です


事務所から帰るときも、


「武田さん、微差が大差だよ。」


と言ってお帰りになりました。